読書について(「僧正殺人事件」)
「僧正殺人事件」(ヴァン・ダイン著,創元推理文庫)を昨日読みました。
本格物として著名な作家の代表作ですが,以前「グリーン家殺人事件」を読んだ際,あまり面白くなかったので,読みそびれていた作品でした。
本作もミステリーとしては退屈でしたが,主人公が登場してからの被害者の数が多い点等,金田一耕助シリーズの元になった?と思われ,その点は面白かったです。
「僧正殺人事件」(ヴァン・ダイン著,創元推理文庫)を昨日読みました。
本格物として著名な作家の代表作ですが,以前「グリーン家殺人事件」を読んだ際,あまり面白くなかったので,読みそびれていた作品でした。
本作もミステリーとしては退屈でしたが,主人公が登場してからの被害者の数が多い点等,金田一耕助シリーズの元になった?と思われ,その点は面白かったです。
「松本清張傑作選 戦い続けた男の素顔」(松本清張著,新潮社)を昨日読みました。
「宮部みゆきオリジナルセレクション」と銘打っているとおり,編者による短編の選集です。
松本清張自身の前半生,特に未成年時代をモデルにした,短編を集めています。
松本清張の作家としての原体験は成人してからの苦節にあるのではないかな?と思っているので,本作品はむしろ比較的ほのぼのとした作品が多く,のんびりと読めました。
「訪問者」(恩田陸著,祥伝社)を昨日読みました。
孤立した嵐の山荘を舞台にしたサスペンスです。
途中までは,結構面白く読めましたが,終盤は,とりあえず真相を明らかにしたという程度で,緊急避難的な内容となっており,良くできているとは思えませんでした。
「秀吉を襲った大地震」(寒川旭著,平凡社新書)を昨日読みました。
1586(天正14)年に中部地方と近畿東部を襲った「天正地震」,1596(文禄5・慶長元)年に近畿西部を襲った伏見地震(ともに,断層活動による内陸地震)の実態とその影響等を描いた作品です。
地震考古学による説明は分かり易く,液状化現象についても丁寧に説明されていて大変面白く読みました。
しかし,用語の使い方等を工夫すれば,もっと良い作品になったと思います。
「亜愛一郎の狼狽」(泡坂妻夫著,創元推理文庫)を昨日読みました。
8話からなるミステリの短編集ですが,それぞれ面白く描かれているとは思います。
しかし,様々な犯行現場に主人公の亜愛一郎が偶然立ち会うという設定は,仕方ないことだと割り切ればそれまでですが,やはり不自然な感じがして,楽しめませんでした。
「戦争の日本史18 戊辰戦争」(保谷徹著,吉川弘文館)を昨日読みました。
単に戦闘の推移等に止まらず,ヒト・モノ・カネの実態も整理して書かれており,また,戦後処理にも触れている等バランスの取れた内容で,大変面白く読めました。
特に,庄内藩の処分が軽くすんだ理由は,本書で初めて知りました。
「松本清張傑作選 暗闇に嗤うドクター」(松本清張著,新潮社)を最近読みました。
「海堂尊オリジナルセレクション」と銘打っているとおり,編者による短編の選集です。
それほで出来が良い作品集ではないと思いますが,読みやすい作品が多く,淡々と読めました。
「回廊の陰翳(かげ)」(広川純著,文藝春秋)を最近読みました。
京都を主要舞台にした,寺院にまつわるミステリーです。
比較的読みやすい文書で,楽しく読むことが出来ました。
しかし,ミステリーとしては,各エピソードがうまくつながっていない,登場人物たちが魅力的とは言えない(悪役はうまく造形されている),冒頭の謎の解き方がご都合主義的である等,良くできているとは思えませんでした。
「鳥羽伏見の戦い」(野口武彦著,中公新書)を昨日読みました。
「幕府の命運を決した四日間」を副題とするように,必然的に幕府が敗北するものとされていることの多い,鳥羽伏見の戦いを生き生きと描いた作品で,大変面白く読めました。
なお,筆者が,本作の中で幕府側の逸機としているのは,①1日目(1/3)夜・伏見戦場・会津藩白井隊の停止,②2日目(1/4)昼・鳥羽戦場・富士ノ森陣地奪還後の停滞,③2日目(1/4)昼・伏見戦場・宇治方面への未進出,④2日目(1/4)・山崎・藤堂藩の裏切りを招いた幕軍の未配備,⑤4日目(1/6)夜・大阪・慶喜の大坂城放棄,です。
「松本清張傑作選 時刻表を殺意が走る」(松本清張著,新潮社)を最近読みました。
「原武史オリジナルセレクション」と銘打っているとおり,編者による短編の選集です。
著名な「点と線」が収められていますが,以前から大好きな「顔」等も含めて,わりとあっさりとした読後感の作品が多く,楽しくリラックスして読めました。
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