読書について(「イスラーム教「異端」と「正統」の思想史」)
「イスラーム教「異端」と「正統」の思想史」(菊池達也著,講談社選書メチエ)を昨日読み終えました。
イスラーム教の歴史について,12世紀ころまでを俯瞰した作品です。
いわゆるシーア派の形成過程等が,文調は様々な配慮をしてか,ややぎこちないですが,系統立てて書かれており,大変面白く読めました。
「イスラーム教「異端」と「正統」の思想史」(菊池達也著,講談社選書メチエ)を昨日読み終えました。
イスラーム教の歴史について,12世紀ころまでを俯瞰した作品です。
いわゆるシーア派の形成過程等が,文調は様々な配慮をしてか,ややぎこちないですが,系統立てて書かれており,大変面白く読めました。
「松本清張を推理する」(阿刀田高著,朝日新書)を昨日読み終えました。
松本清張の選集を編んだこともある著者による作品です。
仮説として大変面白く読めましたし,著者の松本清張の作品に対する愛情が感じられ楽しかったです。
「清張とその時代」(郷原宏著,双葉社)を昨日読み終えました。
丹念に松本清張の著作を読み込んだ上での伝記です。
もうちょっと踏み込んで書ける部分は多いと思いましたが,あえて踏み込まないスタイルで終始しており,物足りない気持ちは残りました。
しかし,作家として登場するまでの半生の記録は,大変面白く読めました。
「戦場の掟」(スティーヴ・ファイナル著,講談社)を昨日読み終えました。
イラク戦争において活動が広く報じられている民間警備会社について書かれた作品です。
決して,イラク戦争の実態とかを明らかにしようとする作品ではないので,物足りない部分もありました。
しかし,ピューリッツァー賞を受賞した作品だけあって,現代の傭兵の物語としては,バランスも良く,大変うまく出来た作品だと思いました。
「興亡の世界史03 通商国家カルタゴ」(栗田伸子・佐藤育子著,講談社)を昨日読み終えました。
シリーズ物の一作品ですが,カルタゴとその母体となったフェニキアの歴史を記した作品です。
フェニキア・カルタゴ側の資料が余り残っておらず,ギリシア・ローマ側の資料に主に基づいて,描かれていますが,考古学的な紹介もあり,楽しく読めました。
特に,フェニキアの歴史やポエニ戦争前のシチリアの動向等は,初めて読み,大変面白かったです。
「特攻と日本人の戦争」(西川吉光著,芙蓉書房出版)を昨日読み終えました。
「許されざる作戦の実相と遺訓」を副題とする作品ですが,特攻作戦を様々な点から検証し,非常に面白く読めました。
多様な問題を扱っているので,まとまりに欠ける嫌いはありますが,特攻作戦が登場した背景や指揮した側の責任など,非常に適格な記載が成されており,感心しました。
「日本中世の歴史⑦ 天下統一から鎖国へ」(堀新著,吉川弘文館)を昨日読み終えました。
7巻シリーズの最終巻であり,織豊期から鎖国完成までを,分かり易く描いており,大変楽しく読めました。
特に,太閤検地の意義や明清交替という中国での革命(華夷変態)の影響等について,非常に勉強になりました。
「ヨーロッパ地上戦大全」(学習研究社)を最近読み終えました。
第2次世界大戦中のヨーロッパにおける主要地上戦を図説して説明した作品です。
文書は分かり易く,また,記述の背景をなす価値観も共鳴でき,楽しく安心して読めました。
「成吉思汗の秘密」(高木彬光著,光文社文庫)を昨日読み終えました。
「時の娘」の源義経・ジンギスカン版です。
考証的面は丁寧ですが,物語的な要素は余り良く出来ていないと思いました。
しかし,分かり易い筆致で,軽快に読み進むことが出来ました。
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