読書について(「ミネルヴァ日本評伝選 力道山」)
「ミネルヴァ日本評伝選 力道山」(岡村正史著,ミネルヴァ書房)を昨日読み終えました。
力道山の評伝というよりは,筆者から見た草創期の日本プロレス史を描いた作品です。
したがって,日本文化論的な作品となっており肩すかしを食わされたような読後感ですが,その分力道山と距離感を持った乾いた視点で書かれており,その点は面白く読めました。
「ミネルヴァ日本評伝選 力道山」(岡村正史著,ミネルヴァ書房)を昨日読み終えました。
力道山の評伝というよりは,筆者から見た草創期の日本プロレス史を描いた作品です。
したがって,日本文化論的な作品となっており肩すかしを食わされたような読後感ですが,その分力道山と距離感を持った乾いた視点で書かれており,その点は面白く読めました。
「ミネルヴァ日本評伝選 北条政子」(関幸彦著,ミネルヴァ書房)を最近読み終えました。
本作は,小説的ではなく,歴史学としての評伝を目指すという高い志を以て書かれています。
確かに,小説的な面白みには欠けますが,北条政子の人物像を読者なりに抱かせてくれる内容となっていると思いました。
「猛牛と呼ばれた男」(城内康伸著,新潮社)を昨日読み終えました。
猛牛(ファンソ)と呼ばれた町井久之の評伝です。
1962年,賠償問題の解決のために来日していた金鐘泌に,中川一郎と一緒に,わざわざ紹介されたというエピソード等,一つ一つの話しは大変興味深かったです。
ただし,評伝としては,NHKのドキュメンタリーのレベルで,完成度は低く,残念でした。
「興亡の世界史15 東インド会社とアジアの海」(羽田正著,講談社)を昨日読み終えました。
世界経済の中心であったアジアの海を舞台にして,各国の東インド会社の商事会社としての隆盛と没落を描いた作品で面白く読みました。
また,胡椒に人気があった理由やボストン茶会事件の背景等が良く分かり,勉強になりました。
「興亡の世界史16 大英帝国という経験」(井野瀬久美恵著,講談社)を昨日読み終えました。
ヨーロッパの19世紀は,世界を支配したという錯誤の世紀だというのが一昔前の認識だったと思っていましたが,本作は,むしろ通過儀礼的に大英帝国を捉えている点で,面白かったです。
ただし,視点が散漫で,一つの作品としては,完成度は低いと思いました。
「十二人の手紙」(井上ひさし著,中公文庫)を昨日読み終えました。
様々な手法により,十二人の人間について描かれており,最後の大団円?まで退屈することなく,大変面白く読めました。
しかし,設定は1970年代半ばころだと思いますが,電話等も十分に普及していたのだから,当時の普通の人はこんなにまめに手紙を書いていたのだろうかと不思議には思いました。
「興亡の世界史08 イタリア海洋都市の精神」(陣内秀信著,講談社)を昨日読み終えました。
地中海の代表的な中世海洋都市である,ヴェネツィア・アマルフィ・ピサ・ジェノヴァの四都市を中心にした都市を紹介した作品です。
観光ガイド的な要素は強いですが,各都市の興亡も良く分かり,楽しく読めました。
お盆の時期になりましたが,皆さんは暑さに負けずお元気でしょうか。
当事務所は,お盆の時期も休まず,8月15(土)・16日(日)も含めて,業務をいたしております。
お気軽にご連絡ください。
「さらば愛しき女よ」(レイモンド・チャンドラー著,清水俊二訳,ハヤカワ・ミステリ文庫)を昨日読み終えました。
高校生のころに,一度読んだことがありますが,村上春樹の新訳を読んだことから,あらめて購入して,読んでみました。
邦題の違いに象徴されるように,本作は,定型的なハードボイルド小説を指向していると思えました。
しかし,訳が簡潔である等の点も含めて,これはこれで良い訳だと思いました。
「さよなら、愛しい人」(レイモンド・チャンドラー著,村上春樹訳,早川書房)を昨日読み終えました。
早川文庫から出ていた旧訳版は確か高校生のころに読みましたが,小説よりも,シャーロット・ランプリングが主演した映画の方が大好きで,構成も普通のファンム・ファタール物としては映画の方が優れていると思います。
新訳の本作は,ディテールの描写も含めて,ヒロインの話が大変興味深く読め,本作が単純なファンム・ファタール物でないことが分かりました。
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