読書について(「紫禁城」)
「紫禁城」(入江曜子著,岩波新書)を昨日読み終えました。
タイトルは上記のとおりですが,内容としては,副題のとおり,紫禁城の中の「清朝の歴史を歩く」ものとなっています。
私は,雍正帝のファンですが,バランスの取れた構成で結構楽しく読めました。
ただし,帝室の話に終始しているので,窮屈な展開となっており,残念でした。
「紫禁城」(入江曜子著,岩波新書)を昨日読み終えました。
タイトルは上記のとおりですが,内容としては,副題のとおり,紫禁城の中の「清朝の歴史を歩く」ものとなっています。
私は,雍正帝のファンですが,バランスの取れた構成で結構楽しく読めました。
ただし,帝室の話に終始しているので,窮屈な展開となっており,残念でした。
「戦国三好一族」(今谷明著,MC新書)を昨日読み終えました。
戦国時代に畿内・四国等で活躍した徳島(阿波)出身の三好一族の興亡を描いた作品です。
私は,そもそも著者のファンですし,阿波の北側の讃岐(香川)で生まれ育ったので,以前から三好一族には興味があったため,大変面白く読めました。
なお,冒頭に早速著者の自慢話が始まるのは,著者らしいと思いました。
「エニグマ・コードを解読せよ」(マイケル・パターソン著,原書房)を昨日読み終えました。
第2次世界大戦中にドイツの暗号だった「エニグマ」の解読に携わった人々の物語です。
基礎的な事実に誤りが結構あると思われたので,良い作品とは思いませんでした。
しかし,解読した情報(連合軍側名称は「ウルトラ」)の管理については,大変面白かったです。
「谷崎潤一郎犯罪小説集」(集英社文庫)を昨日読み終えました。
さすがは文豪の作品だけあって,大変面白く,かつ,すいすい読めました。
官能的な翳りのする内容の作品群が収められており,非常に良くできた作品集だと思いました。
「アレクサンドルⅡ世暗殺(上・下)」(エドワード・ラジンスキー著,NHK出版)を昨日読み終えました。
改革に迫られる19世紀後半にロシア帝国のツァーリだったアレクサンドルⅡ世が暗殺されるまでの歴史物語です。
アレクサンドルⅡ世については,不思議な普通のおじさんという感じで,もっと面白くならないかなと思いました。
しかし,本作品の白眉は,アレクサンドルⅡ世に対する人々の話の部分だと思います。
勿論小説なので歴史とは異なっているのかもしれませんが,ドストエフスキーが巻き込まれた事件を始め種々の人々が織りなす物語は,現代にも十分通じる話であり,大変面白く読めました。
新訳が出れば,「悪霊」を是非読み直そうと思いました。
「ヴェルサイユ条約」(牧野雅彦著,中公新書)を昨日読み終えました。
第1次世界大戦末期のドイツと第2次世界大戦末期の日本の対応が非常に類似しているという視点は,大変面白く感じられました。
しかし,「マックス・ウェーバーとドイツの講和」を副題としているように,数回にわたりマックス・ウェーバーの見解が脈絡もはっきりせず登場する構成となっており,ヴェルサイユ条約締結90周年記念作品の域を出ていないと思われ,残念でした。
「ミステリ十二か月」(北村薫著,中公文庫)を昨日読み終えました。
青少年向けのミステリ(ミステリーではない)の案内書的な作品です。
マニアックな内容で正直言って閉口した所も少なくありませんでした。
しかし,本書を手がかりにして,ミステリを読みたいと思わせてくれ,私にとっては良い作品だと思いました。
「ナポレオン戦争全史」(村松劭著,原書房)を最近読み終えました。
ナポレオンを革命の承継者として捉えている点で,ありふれた内容となっていますが,ナポレオンの戦闘を網羅していて勉強になりました。
特に,マレンゴの戦いやマントバ要塞を巡る後詰決戦は,大変面白く読めました。
ただし,もっともっと地図が付いていればより面白くなったと思います。
「ヨーロッパ史入門 ナポレオン帝国」(ジェフリー・エリス著,岩波書店)を最近読み終えました。
為政者としてのナポレオン・ボナパルトと,その体制を分析する作品であり,大変面白く読めました。
ナポレオン帝国が,革命の承継者としての面と,フランスの伝統的権威に基づく統治者としての面とが混合し,混迷した体制であったことが良く分かりました。
ただ,他の研究者に言及している部分が多く,その点は退屈でした。
「ホロコースト」(芝健介著,中公新書)を最近読み終えました。
著者の作品は既に読んだことがありますが,本作も落ち着いた文調で書かれており大変面白く読めました。
特に,ホロコーストを巡る学説については,初めて知りました。
また,ホロコーストの主体は親衛隊だけではないとは思っていましたが,「41年12月の独ソ戦における挫折→独ソ戦引いては第二次世界大戦の敗北を予測→支配可能な期間での問題解決」といった図式的な理解が誤りであることも分かりました。
さらに,収容所における反乱が,決して少なくなかったことも強く印象に残りました。
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