読書について(「ジャガイモの世界史」)
「ジャガイモの世界史」(伊藤章治著,中公新書)を昨日読み終えました。
ジャガイモの世界紀行記といった内容で,面白く読める箇所も多く,ジャガイモへの興味・食欲をそそられ,私もジャガイモを買って食べました。
しかし,著者の本来の研究分野である環境問題や北海道関係の記述がテーマと乖離して多い等,新書としては適切とは思えない点が多々あり,今年が「国際ジャガイモ年」であること等を勘案しても,残念でした。
「ジャガイモの世界史」(伊藤章治著,中公新書)を昨日読み終えました。
ジャガイモの世界紀行記といった内容で,面白く読める箇所も多く,ジャガイモへの興味・食欲をそそられ,私もジャガイモを買って食べました。
しかし,著者の本来の研究分野である環境問題や北海道関係の記述がテーマと乖離して多い等,新書としては適切とは思えない点が多々あり,今年が「国際ジャガイモ年」であること等を勘案しても,残念でした。
「武田信玄と勝頼」(鴨川達夫著,岩波新書)を昨日読み終えました。
本書の半ば以上が文書の読み方等の丁寧な記載なので,かなり退屈しました。
しかし,文書を読むことによって,武田信玄と勝頼の人格を分析し,その栄衰を語る後半はダイナミックで大変面白く読めました。
ただポイントが小さかったりして,結構読み辛かったです。
「武田信玄の古戦場をゆく」(安部龍太郎著,集英社新書)を昨日読み終えました。
「なぜ武田軍団は北へ向かったのか?」を副題とする本書は,日本海を制し日本の物資の流通をおさえるために,苦闘しながらも北上した武田氏の記録です。
確かに,私も旅行をしていて,善光寺平(長野市)と春日山城(上越市)との近さには驚いたことがあります。
したがって,本書の上記視点には得心出来ました。
類似したテーマの前著と同様に,読みやすい本で楽しんで読めました。
「戦国の山城をゆく」(安部龍太郎著,集英社新書)を昨日読み終えました。
戦国時代の12の山城についての紀行書です。
私もお城は結構好きで旅行の際には訪問することにしていますが,本書で取り上げている中で実際に行ったことがあるのは,岐阜城・岩村城・安土城・小谷城・比叡山延暦寺・紀州根来寺のみです。
越前一乗谷城は,館部分には行きましたが,山城部分には行けませんでした。
さすがに小説家の本らしく大変読みやすく,また,物資の流通等の留意している点は面白かったです。
「石油で読み解く「完敗の太平洋戦争」」(岩間敏著,朝日新書)を昨日読み終えました。
もっと,くどく自説を述べてくれたら,流し読みしかしない私のような読者には楽だと思いました。
また,太平洋戦争開始前のアメリカの禁油措置については,もう少し丁寧に書いて欲しかったです。
しかし,冷静な筆致で淡々とした記述ぶりは信頼感を覚え,敗戦の必然性を改めて認識できました。
最近,「さらばベルリン(上・下)」(ジョゼフ・キャノン著,ハヤカワ文庫)を読み終えました。
1945年の陥落直後のベルリンを舞台にした小説で,面白く読めた部分もありました。
しかし,一応ミステリー仕立てですが,主人公の造形が空虚で,ヒロイン等周囲の人物がリリーフ役になってしか話が進まず,良くできた作品とは思えませんでした。
「「本能寺の変」はなぜ起こったか」(津本陽著,角川oneテーマ21)を昨日読み終えました。
部分的には,違うんじゃないかと思う部分も結構ありました。
しかし,さすがに小説家らしく文書は良くできていたため,一気に読めました。
また,黒幕説を退け,明智光秀の野心と織田信長との葛藤が本能寺の変を勃発させたという結論は,筒井順慶等との事前の連係があったとの認定も含めて,納得のいくものでした。
「民主化の韓国政治」(木村幹著,名古屋大学出版会)を昨日読み終えました。
1960年代の韓国政治史を題材としており,朴大統領の他,野党側の主要政治家について詳述されており,面白く読めました。
しかし,①もう一人の主要政治家であった金鐘泌についての記述が少ないこと,②文書が分かりにくい点は良くなかったと思います。
なお,読む順序について,まず第5章から読めば良かったと,読後に思いました。
最近,「果ての花火 銀座開花おもかげ草紙」(松井今朝子著,新潮社)を読み終えました。
突飛な設定はなく,登場人物それぞれの個性が示され,ゆったりとした気持ちで読めました。
しかしミステリーとしては面白味に欠け,かといって叙情的な面では不十分に感じられ,中途半端な感じで,一気には読めませんでした。
最近,「サムライとヤクザ」(氏家幹人著,ちくま新書)を読み終えました。
職業柄,ヤクザの人を相手方とすることもあり,部分的には面白く読めました。
しかしながら,「武士における”男としての引け目”が、明治以降たぶん現代に至るまで、サムライを自負する政治家や企業戦士が、アンダーワールドの男たちを毅然と排除できないばかりか、ややもすれば彼らと”共存”し、その力を”活用”する慣習を生んだ歴史的素地だった」(エピローグ)という本書の視点が,私には全体としては感じられず残念でした。
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